同友会ニュース−活動報告企業訪問

【06.10.03】9月例会報告

秋田同友会会員はじめての1時間報告

   9月21日(木)秋田市市民市場内会議室において9月例会が行われました。
今回は秋田会員初めての1時間報告例会となり、㈱仙北屋山内 専務取締役 柳澤忍氏(秋田同友会副代表理事)にテーマ『薬を売らない薬屋』~健康の輪を地域に広げる~と題し報告して頂きました。
当日は、会員41名、㈱仙北屋山内社員2名を含む48名で学びあいました

理の無い経営に継続はなし

 柳澤氏は大学を卒業後、地元でも有名な生コンクリート会社に就職し、将来を約束されていたにも関わらず、10年間の会社生活にピリウドを打ちます。同時に㈱仙北屋山内に就職し、薬局を営んでいくことを決意しました。
 経営についてのノウハウも知らないゼロからのスタートでしたが、1年3ケ月の歳月を経てパワードラック第1号店の開店にこぎつけます。’97年12月でした。’98、’99年と順調に推移すると、とにかく店を大きくしたいと夢見て2号店、3号店と店舗拡大に勢力を注ぎます。しかし3号店目でもろくも挫折を味わいます。売上げ低下に伴う資金繰りの悪化に陥ります。振り返ると、自分の店の役割を考えたこともなく、ただ“物が売れさえすれば良し”との考えの基で、売上げを追う日々だったと言います。同時期に同友会と日本専門薬局同志会(日専同)に入ってはいたものの気持ちはここにあらずで、損得概念に縛られていた自分だったと反省するのです

“物売り” からの脱皮

   柳澤氏は、亡き父が「人から騙されても人を騙すな」とよく言われたことを思い出します。今までの自分のやり方を照らし合わせ、なんとも道理の無いやり方だったのだろうと父親の言われてきた言葉の重さをかみしめるのでした。そして、人の役に立つきちんとした仕事をしていきたいと決意を新たにするのでした。
 それからは、同友会の例会には毎回出席をし、以前同友会で学んでいた事がすこしずつ自分の心に響くようになり、自分が失っていた経営に対する大きな気づきを日専同の綱領から自社の進むべき経営方向『元氣創造』の店としてやっていく事を確立していきます。
それは、お客様に薬を売るという概念ではなく、お客様と一緒に健康になっていくお手伝いをさせていただくという経営スタイルなのです。

結果はおのずから付いてくるもの

 どんなお客様にも、店頭で大事な基礎薬を飲んで頂き、おもてなしをしようと取り組みました。そして、いろんな症状を訴えるお客様の話にじっくり耳を傾けることを基本に、その原因の根っこを治すことの大切さを何回も何回も伝えていくことを繰り返していきました。お客様とも心が通じ合い依存性のある薬を求めることよりも自然治癒力を引き出す様な天然薬の商品が少しずつ受け入れられるようになっていきました。
 お客様からの朗報も聞こえはじめ、目の前で見る見る元気になっていく様を見られたことが本当にうれしい。自分達の仕事がこんなにも人を喜ばせていく力になっているのだと、人の役に立つ喜びをかみしめるのでした。
 尊敬している師匠が『損得ではなく善悪での判断が大事である』『相手の立場に立って考えて見なさい』といわれた事に、善悪と考えていければ自然と結果が付いてくるものだという事を身を持って納得しました。

お客様との心つなぎがあればこそ

   今年5月柳澤氏の店の目と鼻の先に大手のドラックストアがOpenしました。建物の完成が近づくにつれての恐怖もあり、正直不安があったといいます。しかし、おびえているのは相手に自信がない己である事に気づいた氏はお客様のことだけを考えればよい、一人一人のお客様に寄り添っての『元氣創造』で大丈夫なのだといつもの平常心に戻っていくのです。今現在、売上げは落ちたものの、粗利は前回同様であるとのこと。今は相手のことを意識することもなく不安はなくなったと言い切ります。

元氣な地域創りへ

 今後更にお客様の関係を綿密にしていくために、来月11月を1回目として健康の集いを毎回開催する予定とのことです。また12月には、お客様に、日頃の感謝の気持ちを込めて、同友会メンバ-の従業員と共に、400人規模のコンサートを企画しているようです。
 大切なお客様の家族が参加して下さり、楽しんで、元気になって、家族みんなで感動を共有できたら一番うれしいことと、地域の元氣創りへと積極的に参加しています。
そして、わが社も元氣創造企業へと成長していきたい、それが自分への十字架であると報告されました。

グループ討論から

   その後のグループ討論で、「薬を売らずに何を売っているのか?皆さんの会社では何を売っていますか?」について議論したグループからは、心を売っているのではないか。最後はすべて人間力。『人の暮らしをよくすることか゛すべての企業の役目』といわれた事を掘り下げていくとおのずと道が開けていくのではないかと意見が出されました。
 ㈱仙北屋山内の社員さんからは、毎日のミーティングでは数値目標を追うことをせず、お客様とどれだけ深く話しが出来たかということを重視して行なっているとのことに対して、数字を追ってのミーティングは日常的なこと、そのこともなしに、しっかりと利益を確保している。会社の理念が社員と共有され、何を目指しての経営かが社員に浸透していることで結果がついてくるのだということをあらためて教えられたとの感想がだされました。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
同友会ニュースのインデックスへ
同友会とは?へ
活動内容へ
入会案内へ
所在地・連絡先へ
リンク集へ
行事予定へ

検索

中小企業家同友会共同求人サイトJobwayへ
中小企業家同友会全国協議会のサイトへ
同友会会員企業検索のページへ
RSS