共同求人委員会
『共同求人委員会の活動』
ただの採用活動ではない、共同求人とは?
共同求人活動は、人を採用し教育する過程で、会員経営者が教師ともなってお互いの社員と育ちあい、励ましあう、また、若者の自立や挑戦する意欲を引き出す環境を親や学校とともに作っていくなど、一企業ではできない共に育ちあうネットワークを地域に築いていく活動でもあります。豊かなコミュニケーションが保障され、自主的に働くことができ、育ちあえる社風づくりは若者の成長に欠かせません。あてにされながら働き、人間同士の深い関わりあいの中で、若者が成長していく中小企業は、現代日本における人間形成の重要な「場」です。新卒の採用、育成への挑戦を通じて企業革新をもたらすのが共同求人活動なのです。共同求人活動は、学生、親、教師たちと共に、学ぶとは、働くとは、人間の暮らしとは、という人間にとって重要な命題を、粘り強く、科学的に、人間の尊厳にかけて追求する活動です。
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学校訪問(高校・大学・専門学校)
大企業に注目が集まりがちな風潮の中、「日本経済の中心的な担い手である中小企業の魅力」や「地域に人を残す意味」などを就職担当の先生や学生・生徒に知ってもらうことは非常に重要です。しかしながらこの実践は一社で行うことは非常に難しい。秋田同友会では、会員企業が一つにまとまり学校を訪問し、意見交換をする機会づくりを進めてまいりました。一社では伝えきれないことも数の力で伝える。会社の存続は採用の継続で実現でき、採用によって地域に人を残すこともまた、会社の存続に繋がります。少子高齢化・人口減少の課題を抱えるこの秋田を、共同求人の力で解決に導きたいと考えております。02
求人研究会・情報交換会
売り手市場になり、採用が難しくなるとともに求職者の情報収集の形も大きく変化していることが実情です。求人研究会では、採用が難しい中でも選ばれる企業になるために「採用し続けている企業の実践報告」や、「魅力発信の専門的な知識をもった会員の報告による研究会」、「採用に関する情報交換会」が行われています。また採用からの社員共育(※社員共育委員会を参照)はひとつながりであるので、入った後の社内の共育環境(体制)などが同時に話し合われています。03
新入社員合同入社式
地域の宝である「新社会人」の入社を祝いたい、特別な節目を大切にしたいと思っていても、中小企業・小規模事業者は一社で入社式を実現することはなかなか難しいのが現状です。また採用を行っても新入社員の同期と呼べる人が少なかったり、いなかったり……。新入社員にとっては同じ立場の相談相手がいないことも課題となります。秋田同友会ではそういった課題を持つ企業が集い、合同で入社式を開催しております。自社を選んで就職してくれた社員に対して、思い出に残る、そして輝かしいスタートになる入社式を会員企業の経営者が主体的になって行っております。PICK UP /ピックアップ