徳武産業株式会社は、香川県に本社をおく、ケアシューズ専門メーカーです。靴業界では非常識である片方のみや、左右サイズ違い販売に挑戦され、1995年に主力商品である高齢者用ケアシューズ「あゆみ」を完成させました。「お客様に寄り添い笑顔を届ける「モノづくり」企業」をモットーに取り組まれ、現在では、介護シューズ市場においての数量ベースでは、日本一のシェアを誇り、年間約３,000通のサンキューレターがお客様から届いています。十河氏は、香川県の地場産業であった手袋製造業からスタートし、スリッパづくり等へ転換していた、徳武産業の創業者の長女とご結婚。そのご縁で徳武産業の後継者へと要請され、決意をした矢先、創業者である義父が急逝し、突然の社長就任となりました。1984年十河氏37歳の時でした。就任後、社員との対立。業績不振などの様々な試練が待ちかまえていました。その困難をどのように乗り越え、現在に至る、ものづくりを通して全社員の働く幸せの実現、お客様の笑顔、地域になくてはならない存在へと築き上げてきたのか。実践事例に学び、これからの経営の舵取りを考えて参りましょう！

《講師プロフィール》1947年生まれ。高校卒業後、1966年に香川相互銀行（現香川銀行）に入行。同銀行で6年間働いた後、手袋会社で勤務。1984年に義父が経営する徳武産業に入社し、急逝した義父の後を継いで社長に就任。1995年に主力商品である高齢者用ケアシューズ「あゆみ」を完成させた。
《会社概要》【創業年月】1957年　（昭和32）5月【資本金】1,000万円【売上高】25億16百万円(2021年7月) 【社員数】81名(2022年4月)【代表取締役会長】十河　孝男　【代表取締役社長】　德武　聖子【事業内容】高齢者用ケアシューズ、ルームシューズ等の企画・製造・販売【本社】　香川県さぬき市　【東京営業所】東京都台東区2012年 四国でいちばん大切にしたい会社大賞「四国経済産業局長賞」受賞 日本でいちばん大切にしたい会社大賞「審査委員会特別賞」受賞 2013年 グッドカンパニー大賞「特別賞」受賞 2020年 第3回日本サービス大賞「経済産業大臣賞」受賞 2021年 令和3年度製品安全対策優良企業表彰（PSアワード）「経済産業大臣賞」受賞