企業探訪
企業探訪 vol.007
株式会社 シーモワオカダデザイン(大仙美郷地区会)
人生を楽しむ家づくり、お客様の夢を叶えたい
【2014年12月号】今月の企業探訪は、美郷町で建設業を営んでいらっしゃる㈱シーモワオカダデザインの専務取締役 岡田茂義さんです。
仙北地区会地区会長の近藤哲泰さんと、私、木元で訪問して参りました。
仙北地区会地区会長の近藤哲泰さんと、私、木元で訪問して参りました。
プロフィール
まずはじめに、会社と岡田専務のプロフィールからご紹介します。昭和44年、個人デザイン会社として創業した後、株式会社として会社を設立。シーモワオカダデザインの名前には「Consistency(堅実)」「Credibility(信頼)」「Continuity(持続)」の意味と思いが込められているそうです。 岡田専務は県外の学校に進学後、設計会社に入社し商業ビルやマンションなどの設計に携わり20代半ばでA ターン後、現在は1級建築士の資格を持ち専務として社長であるお父様のほか4名のスタッフと、美郷町国道13号線沿いにある事務所を拠点にお仕事をされています。主に建築デザインと工務店の業務。設計、デザイン施工で商業施設や店舗古民家住宅などを手掛けていらっしゃいます。新建材を自然本来のものとして保ち施す独自技術をもち自然に戻すことができるものを作っています。経営基本方針「夢を形に」
岡田さんのお話を伺っていて強く印象に残ったのは「お客様の想いを汲み、気持ちに寄り添う」ということを常に実践していらっしゃることでした。新築や建売によくある新しい材木やクロス、LED が体に合わないというお客様に対応し、安心して美味しい空気の吸える家を作るということや、リフォームした時に思い出の柱や家具などを再利用することなど、仕事の流れでないがしろにしてしまうようなことは決してない姿勢を伺えました。 商業建築の内容では、日本建築を生かした和の店舗と、ヨーロッパの民家をモチーフにした洋の店舗も手掛けており、新築で建てるというよりも本物を少し入れて歴史を感じさせるという技術を用いて県内外各地で店舗デザイン、建築をされています。それもすべてお客様の夢や想いに寄り添ってプランヒアリングの時間を十分に取り、とことん向き合って企画・デザイン・設計を一緒に考え、工事監理・施工を丁寧に行うことで形にしていきます。会社、地域との連携
政権交代や災害、原発などによる外部環境の影響のほか、これからの展開に危惧されるのは雇用の問題といいます。仕事を増やしても地域の大工さんや設備屋さんなどの技術労働者の確保、加えて著しい人口減少問題で新築事業は見込めないだろうとの見解です。たとえ仕事を増やしても連携できないのが目下の悩みだとか。 そのようなことで、既存のお客様への細かいサポートを続け、商業関係のお客様の店舗が発展し成長するようにバックアップしていくことを実践していらっしゃいました。これからの展開
お話を伺った場所は会社のお隣にある蔵内の素敵な客室。張り巡らされた漆の柱は他県で解体した古民家の素晴らしい技術や材料をそのまま移動してきて移築再生されたそうです。歴史を感じる柱や梁には趣や重厚感があり、空気や雰囲気までも穏やかでゆったりした時間を楽しむことができました。 そこには岡田さんの想いが込められていました。「丁寧に作られた木材は長持ちします。そこに流れる時間には想いがあり、歴史があり、それがブランドになります。生活をするためだけの家ではなく、人生を楽しむ家を作りたいんです。」お客様の夢をかなえることが私たちの夢です、と笑って答えた岡田さんの笑顔とポジティブな声がとても印象的でした。
取材・文/木元千恵子
ガーデンカフェ&デリカテッセンKimoto 代表
近藤哲泰
六郷小型貨物自動車運送㈱ 代表取締役
ガーデンカフェ&デリカテッセンKimoto 代表
近藤哲泰
六郷小型貨物自動車運送㈱ 代表取締役
写真/木元千恵子
ガーデンカフェ&デリカテッセンKimoto 代表
ガーデンカフェ&デリカテッセンKimoto 代表
- 会社概要
株式会社 シーモワオカダデザイン
〒019-1404 秋田県仙北郡美郷町六郷字小安門84
Tel:0187-84-2365
Fax:0187-84-3639
■ホームページ:http://www.cmore-okada.com/
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