人を生かしていく事こそ会社の成長

　（株）ツルタックさんは、1934年横手市にて茶紙・文具類の卸売業をなりわいとして創業。現在はOA 機器やオフィス事務用品の販売をはじめソフトウェア開発、オフィスリフォーム、ミネラルウォーター宅配サービスや秋田杉間伐材を利用した製品企画・開発・販売など、いわゆる横手市の総合商社として活躍されています。事務用品通信販売（カウネット）では、全国の同業者を規模別でランキングをされていますが、ツルタックさんは所属するグループの中で、全国NO.1の成績を誇っていらっしゃいます。当日は、鶴田社長と大山部長が御案内して下さいました。鶴田社長は、自社の強みである『お客様のニーズにワンストップで応えられる』を活かし、『お客様の業績向上のために何ができるか』を追及していくには、男性、女性の両者の力がどうしても欠かせないと話してくれました。その為に『ワークライフバランス』を基本姿勢として、仕事と家庭の関係を両立できるように取り組まれているとのことです。
　最近は国の『働き方改革』の推奨をテーマに事務所のオフィスリニューアルを提案して働く環境の機能性・生産性・快適性の向上やコストダウンなどお客様のニーズに応えたいと話していらっしゃいました。また営業職の人材がなかなか採用できないという実状も話され、営業職体制を個からチームへと、若い年代の社員とベテラン社員を交えたチーム編成を組み、人育てもしながら、働き方にも柔軟性を持たせているとの事です。それでも、環境省の認定制度である、エコアクション21を取得したのをきっかけにしっかりと、締めるところは締め（笑）、『経費の見える化』も行っていました。更に、倉庫内はきれいに整理整頓され、仕事がスムーズにできるように効率のよい置き場を考えながら実務の向上にも、全社一丸で取り組んでいることが強く感じられました。今、若い方達が抱く入社したい企業の着眼点は、『企業の安定』はもとより『企業イメージ』、『社員同士の人間関係』、『企業としての社会貢献度』だそうです。その率先にとツルタックさんは、日々努力をし、実践していることが今に繋がっているのだと改めて感じました。お客さまに細やかに、しかも“新しい”サービスを提供していくには、“今まで”の仕事がしっかりできてこそで、少しずつの積み重ねでお客様に認めて頂いているのだと教えてもらいました。