企業探訪

企業探訪 vol.026
株式会社 清水ミート(仙北地区会)
本音で経営に関して話し合える仲間ができた!地域の人たちに信頼してもらえる企業を目指して、同友会で学び続けよう!
【2016年8月号】今月の企業探訪は、仙北市角館町で食肉卸小売業を営む㈱清水ミート 取締役専務 清水政伸さんを訪問して参りました。

将来を見越した衛生面万全な施設を新設。

 ㈱清水ミートは昭和38年に清水専務の祖父が養豚業をメインに創業しました。精肉卸を営み会社を発展させ続け、2代目となるお母様が近隣の飲食・ホテル関係へ仲卸の事業をスタートさせて現在の形となりました。従業員は正社員3名、役員2名の計5名。10年前には衛生面を万全に考慮し、将来はさらに増え続ける仕事量を見越しそれに対応できる施設を新設するため現住所の角館町へ移転しました。

経営に関して必要な学びを求めていた

清水さんは高校卒業後、群馬県にある食肉専門学校へ進学され首都圏への就職も考えたそうですが、家族の事情なども重なってそのままA ターンを果たし、家業一筋で仕事に取り組んでいます。しかし、自分の親が敷いたレールにただ乗っているだけで、漠然と今後の将来に不安を抱えるようになったそうです。現在37歳になる清水さんは30歳を迎えた頃、ほかの様々な団体に所属し地域や人との繋がりを学び、様々な事業や社会貢献の経験を積み重ねてきましたが、家業を発展させるための具体的な経営に関して必要な学びを求め続けていました。

本音で経営の事が話せる!

そんな中、角館町で長年お世話になっている先輩が同友会へ入会。以前より仕事に対する姿勢や行動が変わっていく様子をみて興味を持った清水さんは、一年前に仙北地区の例会に参加し「ここなら本音で経営に関して話せる仲間ができる」と直感し、入会しました。

仕事そのものの意味を考えるまでになった

入会を機に、取引先の社長さん達と話をする機会を持つことで、自分のお客様が抱いている夢や展望、または不安や悩みなどを聞くことができ、自身への大きなメリットとなっているそうです。
 また、今までは親の背中を見て、自分の仕事をこなすだけの日々だったものが、仕事そのものの意味を考え、企業や自分自身とお客様との関係を深く見つめ直すきっかけになったと言います。今までは自分本位に考えていたことも、お客様の立場になって仕事を作り、提供していく形が見えてきたそうです。

地元仙北市を盛り上げていく企業でありたい

そんな考えを抱くようになった清水専務は、自社の将来の形をキラキラした顔で語って下さいました。「ゆくゆくは、仙北市のために仕事をしていきたい。今は企業向けに仕事をしているけれども、精肉卸である強みを生かして、顔がわかる商売をしたい。作業場を解放して一般の個人客へ工場見学を含みながら会社を理解してもらい、地域の人たちに信頼してもらえる企業にしていきたい」。
 そして、今後は同友会の仲間たちと事業提携などを通じて協力しあい、地元仙北市を盛りあげていく企業でありたいと意気込んでいました。
 同じ地域に、こうして経営や人生を共に学んでいける仲間が増えたことを素直にとても嬉しく、頼もしく思いました。清水さんのますますのご活躍に期待しています。
取材・文/木元 千恵子
ガーデンカフェ&デリカ kimoto 代表
会社概要

株式会社清水ミート
〒014-0300 仙北市角館町岩瀬下夕野15-39
TEL: 0187-54-1348
FAX :0187-54-4063
■ホームページ:http://www.shimizu-meat.com

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